設備機器の工事費を含めた価格は、それぞれの水廻り機器の寸法や、内装工事(クロス、床材、建具、間仕切りの変更)の有無で、価格は変動します。また水廻りの位置の変更等がある場合は、特に内装工事費・設備工事費の占める割合が大きくなります。
その他、築年数によっても、お勧めする工事内容が変わる事、ご自身のお家の状態を知っておく事に重点をおき現場調査させて頂く事をお勧めします。 施工されない場合でも、現場調査による図面は正確であるため、今後きっと役に立つと思います。
費用については、リフォーム請負契約書を交わし、その中に記載される支払い条件によって発生します。それまでの現場調査、プランのご提案、見積もり書、打ち合わせシートの作成、ショールームのご予約、ご案内等につきましては、全て無料です。
・・見積もりをお願いしても、仕事を依頼できるかどうか、わからない?
お客様のお気持ちの中で、「断りにくくなるのがイヤ」という事があります。ご予算が合わない工事、お客様が納得できないプラン、見積もりでは私が無理にお勧めする理由がないので、自信を持ってお断り下さい!
今までにリフォームをお断りした一例
丘陵地の盛土で造成が甘く、地盤沈下で鉄筋の入っていない基礎が断裂していた。その上、イエシロアリによる被害が梁にまで発生していた。
2階より上階にまで生息する。もともと温暖な地域でしか発生しないが、十数年程前から地球温暖化で、近畿地方でも見られるようになり北上中。2階梁に被害が達するため、ダメージが大きい。
一階の床下のみに生息。日本全国で発生。
8年ほど前の事例です。構造面から見直し、全面改装でリフォームをしたとしても費用対効果に希望を持てない、つまり建て替えた方が安くなる事もあります。このような事はまれで最悪の事例ですが、現場調査でご自身のお家の状態を知っておく事が、どちらにしても、重要になります。
追加工事のお申し出のない限り、ご契約金額をオーバーする事はありません。しっかりした現場調査の実施と、計画性が高いプランでは、このような事はありません。
コツとしては、計画の段階でリフォームする場所と、しない場所を明確にする事です。打ち合わせの段階でご要望を承り、お勧めする施工のポイントをご提案いたします。 例えば収納に関してなら、棚一つでも、どこに必要か計画しておかないと 「クロスを貼ってからでは、下地が無い!!」って事になったりします。
暑さ対策
暑い事に関しては2階のご要望が多いです。対策として効果が期待できるのは、2重サッシでの断熱ガラス(LOW−Eガラス等)、天井裏の断熱、棒葺き屋根など、金属屋根では遮熱塗装が考えられます。
一階からの熱気を防ぐため階段に建具の取り付けを希望される方がいらっしゃいますが、2階の部屋の温室効果の割合が大きく、暑さ対策としては効果は期待できません。この場合はガラス対策の方が良いです。
寒さ対策
寒さについては、掃き出しサッシの多い家では、断熱仕様の特殊フィルムを蒸着した複層ガラスの施工は結露も防止にも効果的ですが、根本的に外壁に断熱材を施工する事が基本になります。
窓の取り付け
家を明るくする為の窓の取り付けですが、お客様の家の構造により制限されます。在来の木造軸組みの筋交いに頼った構造が一番判断しやすいのですが、ツーバイ工法など壁自体に耐力を負担させているものは、入念な計画が必要です。
木造、鉄骨造、コンクリート造の3構造の中の7種類の施工方法のどれかで建築されているので、それぞれの制限をクリアしなくてはいけません。現場調査が必ず必要になります。
以上の事を全て解決するとなるとリフォームの規模が大きくなりますので、設備関係の老朽化も考慮し、施工するタイミングを図る事が、全体的な価格を抑える事につながると言えます。
暑い寒い暗い古い・・っと、人間の感覚に対して、当然リフォームをするのですが、目に見えない設備配管関係の老朽化も、一緒に視野に入れる必要があります。10年先の形を予想して、同じところに2重にお金をかけない事です。