第5章 理想の水廻りリフォームの提供

施工店に必須の見積のための技術

第5章 理想の水廻りリフォームの提供

現場調査から引渡しまで一人で一貫して管理する!

各見積もり作業の担当者が、バラバラである事がトラブルを招きます。まずお客様がリフォームの見積もりを依頼して、最後の引渡しを受けるまでに、販売店には、どのような作業が必要になってくるか知っておいて下さい。

 

----リフォームをお引渡しするまでの業務----

1、お客様のご要望の聞き取り

商品知識

2、採寸・現場調査

設備・建築知識

3、ショールームへのご案内

商品・建築知識

4、図面作成

建築設計知識・プレゼン能力

5、見積もりの作業

建築・設備・管理知識

6、施工・現場監督

管理知識・工程管理・材料管理

7、施工後の確認・引渡し

設備・管理知識

8、アフターサービス

上記の能力全て

 

ご要望の聞き取りからお引渡しまで、上記のような、専門知識が必要となるため、それぞれの場面で専門の担当者が、業務を担当する場合もあります。

 

しかし一件のリフォームに多くの人が係わると連絡ミス、引継ぎミス、思い違い、などでスムーズなリフォームが出来ません。 また経費が高くなってしまう最大の要素なのです。

 

またこれらの事が原因となり、発注ミス、契約不履行などのトラブルになってしまう場合が多いのです。またお客様の立場からしても、色々な人間と、話を進めていく事になり、心身的に疲れます。工事期間中のお客様のストレスを少なくすることも現場サイドの責任です。

 

なかなか難しい事なのですが、理想としては、全ての商品知識建築知識技術を持った担当者が、初めから、終わりまで、責任を持って一貫して「一人」で全て対応する事です。またこの事が見積もり自体を安くする秘訣なのです。

 

≪第5章≫のポイント

 

お客様のやる事その5

最終的に販売店を決定する時の判断材料

トラブルを回避するために、当初打ち合わせに訪れた人と、見積もり提出者が同じ担当者である事が、最低限必要です。

  • 見積もり提出者が、商品・施工の全てを説明できる事
  • 仕様の変更点・特記事項見積もりに反映されているか確認する。

ここまで色々お客様が気にしなくてはいけない事を、たくさん書きましたが、 それほどリフォーム工事ではトラブルが多いという事です。

 

内装工事で、和室を洋室に変更するといった施工に比べて、特に水廻りのリフォームは、建築知識はもちろん設備の知識、商品知識が必要になってきます。

 

また商品自体が高額ですし、毎日必ず使う場所なので、お客様にとっては、気持ちのいい引渡しをして欲しいものだと思います。その上で安ければ問題ないのですが、そのためには、お客様にもある程度知識が必要だと思います。

 

いままで私も、色々な現場調査に参加させて頂きましたが、あまりにも水廻りリフォームでがっかりされた経験のあるお客様が多かったので、このコンテンツを作りました。少しでも参考にして頂ければ幸いです。