(上記3点はすべて瑕疵[欠陥]に該当します。)
施工上の保証は施工者が責任を負うもので、独自に施工会社が保険に加入します。リフォーム工事では法的規制はありませんが、住宅瑕疵担保責任保険の整備が進んでいます。
工務店、リフォーム店にとって、工事中の事故は、会社の存続に係わる事です。施工店が、上記をカバーする、何らかの保険に加入しているかを確認しましょう。
メーカーは、設備機器に対する一定の保証であるメーカー保証と、製造物責任法(PL法)による、人命に対する保証があります。
キッチンの場合ですが、そのグレードによって、メーカー直接(認定業者)の組み立て工事でないと、保証対象外になる場合があります。メーカー施工は確かに高額なのですが、安心です。経費削減のため、認定を受けていない会社が、自社施工する場合もあるので、気を付けたいところです。
大事な事なので、営業の方に質問しても良いと思います。保証関係の質問に対して即答出来ない担当者は、敬遠した方がいいでしょう。(悲しい事に、この様な事自体を知らない営業マンも中には居ます・・・)
キッチンやユニットバスの工事をされた場合、当然メーカーが発行する保証書も保管する必要はありますが、何かあった時スムーズに対応してもらえるよう、メーカーの納品明細書も取っておいたほうが良いです。 キッチンの場合では、明細書中に、そのキッチン全ての仕様、品番、組み合わせが詳細に書かれているからです。
明細書番号だけで全てのシステム品番が確認できます。これはメーカー定価が記載されたものですが、見積もりの段階で業者が提出するはずです。
メーカーの保証は基本的に1年間ですが、長期安心修理サービスという、有料で保障期間を延長する制度があります。
これらは、本来お客様がメーカーと契約します。よく「5年間延長保証付き」と延長保証をサービスにする販売店がありますが、お客様のかわりにメーカーに保証代金を支払うという事です。
この事は値引きに相当し、「込みの価格」になっている事から、見積もり書に記載されるべきです。という事で、 延長保証が不要な方は、この金額を返してもらえるはずです。
細かい事ですが、この延長保証を受けるかどうかの選択肢の権利は、お客様にあると考えられます。 このような事を、「工務店がどう対応するか」が重要で店選びの一つのポイントになると思います。